庇(ひさし)の書き方
庇には色んなメーカーの色んな種類があります。
私が型材で一番書いてるのはアルフィンのアルミ庇になります。
アルフィンの庇とそれ以外も書いていきます。
アルフィン庇 AF-73
アルフィンの庇はとにかく種類が多い。
データはダウンロード出来るので助かります。
この図面は外壁ALCでサッシ上の納まりになります。
サッシから庇のチャンネルレール下端までは90㎜としましたが、物件によって違います。
ここの寸法はお客さんに確認してください。
ダイケン ハニカム庇RS-H型
こちらはアルミハニカム庇は株式会社ダイケンの製品になります。
「アルミハニカム」とは連続する六角形のハニカムコアと表面材を接合させたパネルです。
自然界に存在する一番安定した形状は蜂の巣構造と言われており、それを人工的に再現し、高強度にした庇です。
平面図(天井伏図)、外観図
ハニカム庇の天井伏図と外観図になります。
庇の場合はサッシとの取り合いを見たいので、天井伏図で書くことが多いです。
納まり図、断面図、詳細図
ダイケンでハニカム庇のCADデータをダウンロードした図面に手を加えたものです。
寸法やサッシの取合いなど入れますが、端部詳細や姿図がすでにあるのは助かりますね。
納まり図
上の全体図を個別に解説します。
納まり図はサッシからの寸法やビスの種類、各種寸法を入れます。
平面図、アンカー図
上からの平面図と取付のアンカー図になります。
全長からのピッチを記入します。
詳細図
庇の端部、鼻先部の詳細です。
これはデータそのまま使えます。
姿図
こちらの姿図もそのまま使います。
こういう姿図を部品登録しておいて、幕板やEXP.Jの姿図を書く時の参考にするといいです。
庇 1 アルミ曲げ加工
庇も予算を考えると型材の方がいいのですが、うまく納まらない場合は曲げ物になります。
この庇はサッシ部から壁に通っているので両方の納まり図になります。
庇 2 アルミ曲げ加工
こちらの曲げ物庇は単独のものになります。
曲げ物の庇は平面図と天井伏図の両方を書きましょう。
平面図
納まり図
大きなサイズの庇の場合は鉄骨図を参考に、下地や目地の位置はお客さんに必ず確認しましょう。
庇が長尺になる場合は、割付やコーナーの仕様や寸法をお客さんに確認してから書きましょう。