こんにちは。
30年間、自宅で金物施工図を書いていますAKI(soho_cad)です。
資格を持ってる訳ではないのですが、長く書き続けてきた経験からわかりやすく金物施工図の解説をしていきます。
施工図屋さんだけでなく、設計や施工に携わる方々の参考になれば幸いです。
柱型(はしらがた)の書き方

よくポーチなどにある「丸柱」です。
鉄骨をカバーするアルミや鋼板の幕板になります。
柱型のØやL寸法によって分割が違います。
建築図面に割付線がある場合はその通りに、
ない場合は担当者さんに確認しましょう。
縦目地の位置には特に注意しましょう(正面なのか側面なのか全部なのか)
天井取合い
この図では50㎜のみ込みになっていますが、天井優先で手前15㎜コーキングの場合もあります。
出来たら担当者さんに確認しましょう。
天井材がボードじゃなくて幕板の場合も同じです。
床取合い
この図では床手前15㎜コーキングにしていますが、RCにのみ込む場合もあります。
FLから100㎜くらいステンレスの巾木がくる場合もあります。
その時は普通の幕板と同じようにコーキングポケット15㎜くらいで取り合い、巾木が別途なら「ステンレス巾木(別途)」と書きましょう。
下地
自分の場合は柱型の取付下地はほぼ「St-L-30×30×3」で書いています。
鉄骨柱との間があまりない時はL-25×25にしましょう。

幕板の書き方幕板とはアルミやスチール、ステンレスの板を切断し、曲げ加工、表面処理加工をしたパネルのことです。このブログでは幕板の書き方や納まり、目地について注釈入りの図例に沿って解説しています。掲載図は無料でCADデータダウンロードできます。...