ステンレスタラップを書くことはあまりないのですが、先日建築工事標準タイプも書いたのでまとめてみます。
部材は指示通りに書いていくだけ
アルミのタラップと比べてステンタラップは部材を指示通り書いていけばいいので簡単です。
タラップの長さや強度によって部材が決まるので、毎回お客さんの指示通りに書きましょう。
ステンレスタラップ 納まり図(1)
書くこと
- 各部材
- タラップ幅
- 躯体からの出
- 柱芯-芯
- 外壁仕上
- ビス名称
ステンレスタラップ 納まり図(2)
納まり(1)は取付FB(フラットバー)を曲げて躯体にビス止めする形。
納まり(2)は取付FB(フラットバー)を胴縁まで伸ばして止めるやり方。
ほぼこの2パターンです。
躯体によってもお客さんによっても取付方法は違ってきます。
ステンレスタラップ 平面図、外観図、断面図
平面図や外観図は建築図面(意匠図)を参考に書けますが、
寸法がアバウトなので、納まり図を書いたらそれを貼って書いていきましょう。
下の図はS=1/30で平面と外観、右に断面を1/20で書きました。
下の図は中略して1/10で書きました。
笠木などの取り合いをわかりやすく書くにはS=1/10くらいの図があるといいですね。
ステンレスタラップ 背かご付き
ステンレスの背かご付きタラップです。
寸法の入れ方など参考にしてください。
納まり図、詳細図になります。
ステンレスタラップ規格<8-31-2>
今回、ステンレスタラップは建築工事標準<8-31-2>とのことでCADデータを探したけどありませんでした。
1から書きましたが、公式で出してないのでダウンロードデータはありません。
PDFはこちらにあります↓↓
「公共建築工事標準仕様書 令和4年版」
官庁営繕の技術基準
3.施設整備関連基準
3-2.建築設計関連
●建築工事標準詳細図
建築工事標準詳細図(5)
雑金物:タラップ <8-31-2>
まとめ
ステンレスタラップは建築工事標準でも通常のものでも大きな違いはありません。
1回書いたらデータを保存しておくと次に書く時 時間短縮できます。
筆者AKI X(旧Twitter)