縦格子ルーバーは横格子の取り付け方とほぼ同じです。
ただ、外壁やパラペットなどのH断面の取り合いを書く必要がありますので、いくつか例をあげて解説します。
縦格子ルーバーの書き方 平面図、外観図
ルーバーの図面はこのように平面と外観を
三角法で一緒に書けるとわかりやすいです。
通り芯からの寸法、ルーバーピッチ、ルーバー寸法、下地の寸法を入れましょう。
縦格子ルーバーの書き方 納まり図
縦格子のルーバーは横格子より取り合いが少ないので書きやすいです。
高さの基準になる部分やピッチは必ず書きましょう。
H断面
W断面
扉の詳細も一緒に書いたルーバーの納まり図になります。
ルーバー 扉 ハンドル部詳細
こちらは扉のレバーーハンドル部まわりの詳細になります。
扉の取っ手や鍵は物件ごとに違うので
お客さんに確認しましょう。
そのほか扉 例
このように角パイプから持ち出したルーバー扉もあります。
上下固定式ルーバー
最近書くことが多い「上下固定式ルーバー」
こちらは完全に独立していて
下地や取り合いなど考えなくていいので楽です。
上下固定式ルーバー 平面図
ここでは上下固定式ルーバー”A~D”と”あ”の2パターンを紹介していきます。
上下固定式ルーバーは単体みたいなものですから
違いは寸法とストリンガーカバーの納まりくらいです。
矩計図を確認するのはもちろんですが、
天井伏図も参考にすると上部の取り合いがわかります。
上下固定式ルーバー (あ)納まり図
上の平面図の(あ)部分の納まり図です。
よくある”室外機置場”なので壁内に取り付けています。
上下固定式ルーバー (A)~(D)平面図、外観図、納まり図
(A)~(D)の平面図、外観図、納まりになります。
三角法の書き方で二方向になりますが、平面図の下に外観図を書くとわかりやすいです。
平面の納まりも入れるとさらに見やすくなります。
上下固定式ルーバー (A)~(D)H納まり図
(A)~(D)のルーバーはポーチにつくのでキャノピー幕板と軒天のかかわりを書きます。
床の取り合いも(あ)とは違いますね。
H断面を書く時は縮尺1/2か1/3なので
意匠図データがあればそれを貼って、不要な線を消し
必要なものを加えて寸法を入れていきましょう。
まとめ
一般住宅でもルーバーは増えてきました。
サイズやピッチは色々ありますが基本は一緒。
書くごとに納まりなど部品登録や保存しておくと、次に書く時楽です。
(ページトップにあるダウンロードデータと同じです)