手摺付笠木の書き方をアップしていますが、もちろん「手摺単体」の図面も書きます。
割付など手摺付笠木より単純ですが、種類は結構多いです。
それぞれ解説していきます。
手摺の納まり図
通常タイプ H断面
手摺の笠木部分、かまぼこ型って言ったりもします。
笠木キャップの幅は60㎜
手摺単体はRCの事が多いのでRCの納まりで書いています。
以前はボルト止めが多かったのですが、
現在はケミカルアンカーのみで書いています。
通常タイプ W断面
このような端部納まりは必ず書きましょう。
三洋工業製は
- 外壁から支柱が100
- 支柱ピッチは1500
- 格子内-内寸法は110未満
となっていますが、寸法はメーカによって違いますので確認しましょう。
また、割り付けする時は
- 1500ピッチで両端に端数
- 1500ピッチで真ん中に端数
- 1500以内の均等割り
このように色んな割り付け方があります。
現場や担当者さんによって考えが違うので確認しましょう。
丸手摺 納まり
丸手摺は手でつかむところが丸型の手摺です。
この図面は50φでかいてありますが、
45φ、60φなど色々あります。
外観図はこんな感じ。
高さが低い丸手摺は、バルコニーで笠木付きの場合が多いです。
納まりも平面もシンプルなので書きやすいです。
控柱(控え柱) 納まり
控柱(控え柱)は屋上でよく使われます。
支柱全部につける場合と、間を空ける場合があります。
現場によって違うので確認しましょう。
この図面は見やすくするためS=1/4で書いてあります。
納まり図は1/2か1/3がいいと思ってるので
中略線を入れたり、横にして1/3で書くことが多いです。
壁支持 納まり
名前の通り壁で支持する手摺です。
集合住宅のベランダやバルコニーで使われることが多いです。
支柱がないので、壁に支持金具またはアングルで固定。
アングルの寸法わからない場合は50x50x4で書いて確認してください。
横格子手摺 納まり
上の図は三洋工業(株)の
アルミ製墜落防止手すり「トップレール60MO-Ⅲ 95K」になりますが、
横格子手摺もメーカーによって色々あります。
規格であるものを使う場合も、通常の手摺に格子を横に取り付ける場合もあります。
お客さん、担当者さんに確認しましょう。
階段手摺 納まり
階段手摺は同じ物件の平面割付図、外観図、納まり図で解説します。
平面割付図
建築図面の平面詳細図があればそのデータに書き込んでいきます。
必要のない寸法や線、文字などは消しましょう。
1番に平面割付図貼りましたが
金物施工図は納まり図から書きましょう。
外観図
平面割付図の階段を外側から見た図面です。
- 階段の寸法
- 階段部分の手摺高さ
- 踊り場部分の手摺高さ
は必ず記入しましょう。
納まり図(H断面)
これはササラにFB溶接してそこに支柱をビス止めする納まりですが、
FBではなく角パイプに支柱を入れてビス止めする場合や階段部分に手摺がつく場合もありますので、お客さんと打ち合わせしましょう。
納まり図(W断面)
先にこの納まりを書くと平面割付図が書きやすくなります。
コーナー部分、この場合200ですが支柱の位置はお客さんに確認しましょう。
まとめ
ほかにも「方立支持」「持ち出し手摺」「パネルタイプ」「BL認定手摺」などあります。
メーカーによって形状も色々なので、書く前に確認しましょう。
手摺付笠木の書き方はこちらになります↓↓
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