ブラインドBOXのステンレス建具への取付方法について判断に迷ったことがありました。
ではどのように判断して書いたのか。
- ステン建具にブラインドBOXを取り付ける
- 建具縦枠と上枠に3㎜の空きが出る
- その3㎜をどうしたらいいか。
【意匠図 矩計図より抜粋】
見上げ図はこんな感じ。
平面図はこちら、サッシにブラインドBOXがついた図面になります。
上枠に取り付けた場合、縦枠x2、方立x5を罫書(けが)かなければなりません。
こちらの案で提出
こちらでは
- ブラインドBOXを縦枠に取付。
- 3㎜の隙間はそのまま。
という図面で提出しました。
別の考え方
ほかにこのような案があります。
なぜこちらのやり方で出さなかったのかというと
お金がかかる
という理由だからです。
間にフラットバーを入れるにしても、縦枠をけがくにしてもお金がかかります。
図面で出したらその通りに施工しなければなりません。
予算が決まっていて見積もりも出してるはずなので、それ以上予算がかかるとお客さんの負担になります。
なのでお客さんに確認しないで予算のかかる図面は書かないようにしてるのです。
お客さんからの決定
納まりの件はお客さんに伝えました。
チェックが入り、結局
「上枠に取り付けて方立や縦枠(端部)はけがく。」
で決定しました。
Wの納まりはこうなります。
割付図はこうなりました。
まとめ
ブラインドBOXだけでなく、作図依頼をされた時は
- 予算がかかるものを加える時は確認を取る
- 何が共で何が別途かちゃんと書く
これを守って書くと信頼される図面屋さんになります。