サッシ図、サッシ枠の見方について。
サッシ型材は各メーカによって違いますが、使い方や種類はほぼ同じです。
今回は
YKK AP株式会社のEXIMA31での解説になります。
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サッシ枠の種類・見方 ダウンロード
サッシ枠 SC(鉄骨)用
下の図はSC(鉄骨)用引違いサッシのW納まり図です。
赤い部分が半外のサッシ枠になります。
このように胴縁に直接留めます。
内側は木枠仕上げになっていますが、アルミ型材の場合もあります。
※胴縁とは「壁の下地材」のことで主にCチャンネルが使われています。
H断面
H断面はこのようになります。
サッシ枠 ALC用
ALCまたはアスロック(押出成形セメント板)とサッシの取合は外面合わせか10㎜バックくらいです。
サッシ枠がそのまま外壁と取り合うので、外部側がコーキング受けの形状になっています。
取付方はALCやアスロックは開口部にL-65×65などの補強アングルがついています。
サッシ枠にアンカーを取り付け、アングルに鉄筋で溶接します。
H断面
上枠も同じようにコーキング受けの形状になっています。
下枠も同じですが、雨仕舞のため水切を取り付けます。
サッシ枠 RC用
RC(コンクリート)用の納まりになります。
ALCと同じくアンカー取付になりますが、外面合わせはしないのでコーキング受け形状ではないです。
H断面
サッシ枠 無目(むめ)について
無目とは
上下につながった窓(段窓)や上部に明り取りの窓がついたドアで上下を仕切る部材のことをいいます。
種類別に解説します。
窓の種類によって無目の形状が違ってきます。
上:引違い窓、下:FIX(嵌め殺し)窓
下のFIX窓の緑の部分が外押縁になります。
ガラスをはめたら外から押さえるという取り付け方になります。
上:引違い窓、下:引違い窓
上も下も引違い窓の無目です。
よく使います。
上:FIX窓(嵌め殺し)、下:FIX窓(嵌め殺し)
上下ともFIX窓(嵌め殺し)になります。
上:外倒し窓、下:引違い窓
上が外倒しや内倒し窓というのも結構あります。
よく使うパターンは部品登録しておきましょう。
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