図面の仕事を辞めたくなった時 どう乗り越えるか

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X(旧Twitter)でこのポストがプチバズりました💦

私の図面のお客さんは初めから30年近くダンナ。

1番怖い😱

「これどうやって取り付けるんだ!」「何年やってるんだ!」「いつ出来るんだ!」
怒られまくりでわからない事も聞けない。
でも聞かないで間違えるとまた怒られる。

「わからないから聞いてるのに何で怒るの⁉️」って言えるようになったのは10年目くらいかな。

「この納まり違うよね。」など言えるようになったのは20年目くらい。

それでも私の場合はダンナ。
図面書く人辞めてくのわかる気がする。

— 在宅CAD日記 (@soho_cad) August 25, 2024

 

私と同じように聞くに聞けないという経験してる人は結構いるのかもしれない。
投稿をわかってくれる人がいて嬉しい反面、何度も辞めたくなった図面の仕事をどうやって乗り越えてきたか、考え方など書いていきます。

ちなみに私は無資格で、シロートから金物図面製図を覚えていきました。

プロフィール
製図歴36年(2024年現在)業種アルミ金物施工図作成(資格なし)使用ソフトFUTURE2022(シンテック株式会社)DWG、DXF、JWW、SXF、PDFの変換可能主要取引先三洋工業(株)作図種類笠木、水切、見切、EXP.J、幕板、カーテ...
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「何でわからない?」と言われる

「何でわからない!?」
よく言われました。
何でといえば・・・

わからないから💦

これは前に説明されたのに、また同じ間違いをしたからです。
流れとしては

説明されたとき理解できてない

書く方が優先なので、その時はなんとなくの理解で書いてしまった

次にまた同じ間違いをする。

怒られそうで聞くに聞けない

これを繰り返していると図面の仕事を辞めたくなります。
辞めないで続けていくにはどうしたらいいのか。

怒られても聞く

怒られるのは嫌だし怖いけど、わからないことは聞きましょう。
私の場合、相手はダンナでしたが
「わからないことを聞いてるのに何で怒るの?」
と勇気を出して聞きました。
わからなくて次に進めなくて困るのは結局自分ですからね。

ただ、自分に知識や向上心がなければ聞いてもちゃんと教えてもらえません。
上司、お客さんに聞く時は次のことに気をつけましょう。

  • 何のどこがわからないのかちゃんと伝える
  • 自分の考えがある場合は簡単な図を書いて見てもらう
  • 次に同じことを聞かなくてもいいように、教えてもらったことは記録しておく

 

確実にスキルは上がってる

ゼロから金物図面を覚えるのには最低2~3年かかると思っています。
その後も仕様の変更とか、お客さんによる納まりの種類など考えれば一生勉強💦
実際私は金物図面歴37年になりますが、今でもお客さんに確認しながら書くことがあります。

そう思うと先は長いということなのです。
かと言って絶望することはありません。

図面は書きながら覚える。
→ 怒られるけど覚えていく。

確実にスキルは上がっているのです。

お客さんとはパートナー

お客さんによっては聞きにくかったり怖かったりします。
図面を教えてくれる側は忙しいので、丁寧に教えてくれなかったり怒ったりします。
それでも自分が書かなければならないということは

求められてるからなんです。

図面屋さんは足りてないし、急ぎが重なると1人の力には限界があります。
どちらが上とか下とかではなく、仕事のパートナーと思いましょう。
自分を下に見過ぎないことが大事です。

そして時間がある時は勉強しましょう。

金物施工図を書くとき大切なこと
金物施工図を書く時に大切なことを書いています。詳細図や姿図の書き方や縮尺について、訂正図が入った時はなど解説しています。

お給料をもらいながら勉強できてる

図面を1から覚えようとしたら凄い時間とお金がかかります。
CADの操作を覚えることができても、依頼された図面を自力で書けるようにならなければ「書ける。」とは言えません。

1日も早く図面を書けるようになりたいと思っていると思いますが、やはり

時間をかけても、書きながら覚えるのが1番早いのです。

お給料をもらいながら勉強できているのだと思いましょう。
そう思うと少しは頑張れるような気がしませんか?

図面の締め切りに間に合わない

図面の納期は「1日も早く」がお客さんの希望です。
図面の内容が複雑だったり、いくつか仕事が重なってくると最終的に「全部急ぎ」になってしまいます。

そうならないためにどうしたらいいでしょうか。

わからないところを最初の方で見つける

種類や枚数が多い時は特にわからない所を最初の方で見つけるようにしましょう。
順番に書いていって、そろそろ提出という時に確認しなければいけない所がある
今更聞けない
となってしまいます。

取り合いや詳細を最初に確認してから図面を書いていきましょう

納期をお尻から数えない

納期をお尻から数えてない?

これ昔 私がCADの先生に言われました💦
納期をお尻から数えて
「まだ大丈夫。」と油断すると

  • 書いてるとわからない事や確認しなければいけない所が出てきます
  • 思ったより作図に時間がかかったりします

最初からある程度進めておいて、早めに終わるのを目標に書きましょう。

夜に持ち越さない

夜って仕事はかどるんです。
でも夜更かしや徹夜ができるのは若い時だけです。

歳がいってくると翌日に眠気と疲れが抜けず仕事が進みません。
仕事がなければいいけど、そうでなければ夜はちゃんと寝ましょう。
なんなら早く寝て朝仕事した方がはかどります。

なるべく夜に仕事を持ち越さないようにしましょう。
あと

どうしても間に合いそうにない時は
上司またはお客さんに提出日の延長をお願いしてみましょう。

「じゃあこっち先にやって。」と言われたり、延長しても大丈夫な現場もあったりするんですよ。
ただしそのお願いをするのは、提出ギリギリではなく少し早めにしましょう。

図面の仕事を辞めたくなる

図面はとにかく一生勉強です。
完全に覚えるまで時間がかかります。
なのに覚えてしまうと「何でこれがわからないのかな。」となるのです。
ということは・・・
毎回丁寧に教えてもらえません。
教えてくれる人も忙しいのです。

怒られるの嫌で聞けなかったり、調べてもわからなかったり、納期が迫ってきたり、物件が重なったり、寝不足に肩凝り腰痛目の疲れ。
ストレスはたまる一方です。

遅くまで残業したり、在宅では徹夜したり。
せっかく図面を提出しても翌日はへろへろで仕事にならないこともあるでしょう。

定時から定時の仕事がうらやましい。

私は何度もそう思いました。

図面を書き終わると大変さを忘れる

そんな大変な仕事ですが、大変な図面ほど提出した後の解放感が半端じゃないです。
私は
「いやっほ~仕事終わった~\(^o^)/」
と半日は浮かれますw
そして次の仕事開いて「よっしゃやるぞー!」と思えたりするんです。

当たり前のことですが
図面は書いていけば終わりが来ます!

毎回違う図面なので新鮮

金物図面は特にですが、毎回使用が違います。
メーター数、躯体、外壁、取り合いなどなど。

これ結構新鮮なんです。
「今回は何かな~」と明細を確認します。
20枚以上書かなきゃならなそうな時は「ひぇ~💦」となり、1日で終わりそうな時は「よっしゃ!」となります。

書きだすとまたわからない所が出てきてもやもやしますが、同じことの繰り返しより飽きないし、数こなすことでスキルが上がるのです。

高齢になるとわかる、この仕事のありがたさ

とにかく怒られてもわからなくても1番大事なのは

続けること。

私は今年65歳になりますが、まわりの話を聞くと、50歳を過ぎたあたりからデスクワークや在宅の仕事はほとんどありません。
体力は落ちていくのに体を使う仕事は特に女性にはキツいです。

在宅でCADの仕事は時間の調整が効くし、忙しい時でも「あー5分だけ寝よう。」というのができます。

お客さんとの図面のやりとりはあるけど、人間関係は最小で済むのでストレスは少ないです。
1番最初に私のお客さん=ダンナで、よく怒られたと書きましたが、私も外で働いたことがあるので「会社で嫌な人に言われるより全然いいよな~」って思いました。

スキルが身に着けば今はネットでも仕事ができます。
実際私もこのブログを始めてから7社から仕事依頼が来ました。
(忙しくてお断りしましたが)

金物図面は毎回違うのでAIにできない仕事と思っています。
今は大変でも絶対に続けた方がいいと思います。

CADオペレーターのNGなこと

頑張って図面を続けていても、これは絶対気をつけなければいけないということがあります。
それは
お客さんに損害を出してしまうこと。

納期が遅れる

建築は「検査日」「引き渡し日」「足場を外す」など決まった日数の中で完結しなければならないのですが、品物は手配、製作、発送、施工すべて遅れる可能性を持っています。

図面だけでなく、実際に金物や現場は取り付いて完了するまで色んな工程があります。
図面が遅れることでその後に余裕がなくなると最悪の事態も起こります。

金物の製作
・納期に間に合わない
・寸法間違える
・色が合わない
現場
・物が届かない
・金物が取り付かない
・職人さんの都合がつかない

ほかにもクレームやトラブルなどあるでしょう。
図面の提出が遅れても遅れなくても、こういうことがあり得ると想像できると「なるべく早く提出する。」の意味がわかります。

寸法や仕様を間違える

金物図面にはほぼ「訂正」が入ります。
金額だったり、ほかとの取り合いだったり割付だったり理由はさまざま。
多いと4回も5回も訂正入るし、「前に戻して。」なんていうこともあります。

基の図面と拡大した図面で寸法が違うというのを出してしまうと、制作で混乱するし、確認に時間がかかるし、最悪作り直しになることがあります。

品物が長すぎて現場で切断など調整できるものもありますが、短かったら作り直しです。

お客さんももちろん訂正図のチェックをしてくれますが、ほかに迷惑をかけないよう

訂正には細心の注意をし、見直してから提出しましょう。

まとめ

色々書きましたが、納期がキツかったり物件が重なったり複雑だったりすると、私は今でも

辞めたーい!

と思います💦

でもある程度のスキルは身についてるので逆にいつでも辞めれるなと思います。

私はこのブログもほかでも色んな副業にチャレンジしましたが、ほぼうまくいきませんでした。
100円単位に一喜一憂。

「1日に図面1枚書くと最低でも3,000円~5,000円は稼げるもんな~」

実はこれが私が図面を辞めなかった理由の1つでもあります(恥💦)

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