通常の笠木のほかにも色んな笠木があります。
いくつか掲載し、簡単に解説します。
エッジ笠木
エッジ笠木は陸屋根や軒先の防水端末部、パラペット天端などに使用する笠木です。
通常の笠木にするコストがない場合、エッジ笠木にするという場合が多いです。
納まり図
通常の笠木の納まりとほぼ同じです。
笠木の幅が小さいので、外側のチリは15㎜の場合が多いです。
割付図
この三洋工業(株)のエッジ笠木は通常の笠木と同じ割付になりますが、それぞれのメーカーのコーナー寸法、定尺寸法、目地寸法を確認しましょう。
笠木の書き方
アルミ笠木の書き方について解説しています。躯体が鉄骨やRC、カーテンウォールの曲げ笠木など色んな種類があります。一般的な割付やRの割付にについても書いています。
デザイン笠木
デザイン笠木とは、規格笠木の外側に化粧キャップを取り付けた笠木のことです。
各メーカーによってサイズや形が違うので確認しましょう。
図例は以下になります。
三洋工業 TA-05 納まり図
三洋工業 TA-05 平面割付図
この場合、割付は普通に笠木の割付をし
デザイン部分はそれに目地を合わせて書いています。
理研パラカサ PKK-003
被雷システム
被雷システムとは、笠木の内側目地部分に被雷システムの金具を取り付けることを言います。
直線部分にもコーナー部分にも「被雷システム取付金具」を書きます。
納まり図
割付図
小さくてわかりくいかもしれませんが、被雷システム金具を目地ごとに書いています。
柱笠木、陣笠
陣笠は煙突等から鳥や異物等が侵入しないように取り付ける
傾斜のついた曲げ物のことですが
円錐形と限らず、柱笠木や柱カバーなど言い方もさまざまです。
取り付け方、下地も物件ごと違うので、お客さんに確認してから書きましょう。
参考までに今まで書いたものを掲載します。
01 ステンレス陣笠
アルミ製作笠木
SUS 煙突笠木
柱カバーや陣笠は納まりや取り付けが現場ごと違うので
打ち合わせが必要ですが、
ほかとの取り合いがないので、図面としては書きやすいです。
(ページトップにあるダウンロードデータと同じです)
笠木パラペット 躯体一覧
笠木や手摺を取り付けるパラペットの納まりを笠木幅150から450まで一覧にしました。ダウンロード可能です。