サッシには色んな種類があります。
全部覚えるのは大変ですが、
庇やカーテンBOX、幕板など金物との取り合いが必ず出てきますので、大事な部分は抑えておきましょう。
サッシの種類
サッシの種類は大きく分けて次の3つになります。
- ビル用(高層ビル、オフィスビルなど)
- 住宅用(一般住宅)
- フロントサッシ(中高層住宅、店舗など)
型材の板厚や形状は違いますが、イメージとしては
ビル用、住宅用➡複雑な形状で見込みが70か80
フロントサッシ➡シンプルな形状で見込みが70か100
フロントサッシの方が板厚が厚いです。
住宅用サッシの種類
住宅用サッシには引き違い、嵌(は)め殺し(FIX窓)、突出し窓、排煙窓ほか色んな種類があって、サッシ枠もそれによって変わってきます。
施工図を書く時、サッシ図があればその通りに書きますがほぼ来ません。
でも、現在はサッシメーカーさんのホームページで簡単にダウンロード出来ます。
当ブログにもリンクページがあります↓↓↓
窓の種類ででなく、枠の取り付け方で大きく分けると以下の2つになります。
- アンカーで取り付けるタイプ
- 直接ビスで留めるタイプ(半外など)
半外(はんそと)は名前の通り、取付位置からサッシ枠が半分外に出てるということ。
外付けという枠もあります。
フロントサッシの名称
フロントサッシには縦枠、横枠、無目、下枠、方立があります。
名称は覚えておきましょう。
※FIXとは開閉できないはめ殺しの窓のことを言います。
サッシ図の書き方、見方
サッシ図の書き方パターンはほぼ決まっています。
まずは建築図面(意匠図)の中の建具表を見ます。
建具表の見方
建具番号
ADはアルミドアの事。
ほかに AW(アルミ窓)、AG(アルミガラリ)SD(スチールドア)などがあります。
姿図の書き方
上の建具表を見て書いた姿図はこのようになります。
縮尺1/20で通り芯からの寸法が入っています。
このように書かれてると金物との取り合いもわかりやすいですね。
アルミサッシH断面図の書き方、見方
アルミサッシW断面の書き方、見方
まとめ
サッシの書き方がわかれば
天井、床、内壁、外壁がわかるようになり、結果金物もわかるようになります。
金物が取り合うサッシは下記のように簡略的なものも多いです。
サッシ図を覚えると今後に役立つので
書く機会がある時は勉強と思ってちゃんと書いてみましょう。
データダウンロード
このページに掲載している図面はダウンロード出来ます。
圧縮ファイル(ZIP)にJWW、DXF、PDFファイルが入っています。
※ページトップにあるダウンロードデータと同じです。
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