いただいた図面を見ていて

って思うこともあるけど
自分の書いた図面を見返して
またはお客さんからの指摘で

やばい!やらかした・・・
と思うこともある訳です。
このようなことがないように、ありがちなミスを書いていきます。
線が離れてる、交わってる
縮尺の小さい図面で見ると気付かなくても
拡大するとわかります。
これは出幅が変更、訂正した図面にありがちです。
ちょっとのことですけど、拡大して確認するようにしましょう。
面取りしてない
曲げ物の面取り
アルミ、スチール、ステンの曲げ物で制作する幕板は角を面取りして書かなければなりません。
幕板の破線で囲んだ部分。
左側の最初に書いた幕板の▲部分をRに面取りします。
アングルの書き方
アングルも書き方によって判断が決まります。
素材に適した書き方、曲げアングルの時はR面取りを忘れないようにしましょう。
いらない線がある
これは以前私がたまにやってしまうミス。
寸法線の基準になる線を消し忘れてしまうのでした(反省)
お客さんからもらったJWの図面には、このように破線の基準線がいくつも入っています。
JWでは破線は印刷の時表示されないようになっているのでしょうが、こちらのCADに変換すると全部印刷されてしまいます。
私はjw-cadではないので、
図面に必要のない線は提出前に全部消すようにしています。
文字、数字が重なってる
縮尺が小さいと文字が重なってしまうことがあります。
重なってしまうとどんなに拡大しても読めないことがあるので気をつけましょう。
この図はカラーにしてありますが、普通白黒印刷なので文字や数字が重なってると読めません。
私がよくやる対処法
- 寸法注釈で外に出す。
- 消して問題ない所だったら重なってる部分を消す。
- 数字や文字の字間を狭くしたり、移動させたりする。
図面を書く人も見る人も高齢化が進んでいます。
文字や数字は読みやすくわかりやすくしましょう。
図面の縮尺も小さ過ぎないようにしましょう。
平面(断面)と詳細の寸法が合ってない
金物を書いていると、平面図や断面図に詳細を加えることがよくあります。
訂正が入ると、詳細の数字を直し忘れてしまうことがあります。
図面を見る人は詳細の寸法を優先する方が多いので、
寸法違いには本当に気をつけましょう。
中略した図の寸法を直してない
最近、自分が実際にやらかした図面です💦
お客さんに「この数字は何!?」と言われました。
ルーバーW納まり図を中略入れて書き、
数字は図面実測のまま、本当の寸法に入れ替えるのを忘れました💦
数字や文字を間違えるのもダメですが
「意味のわからないこと」を書いてはダメダメですね。
反省しています。
まとめ
図面は色んな人が見て間違いを見つけることができるのですが、もちろんお金もらって書いてるのですから間違えて出してはいけません。
一つの間違えが
品物の寸法を間違って制作してしまう。
↓
作り直しになる。
↓
納期が遅れてしまう。
最悪補償しなければならなくなります。
毎回緊張して、出す前に何度も見直してちゃんとした図面を提出しましょう。